上田閑照「私とは何か」 補足1

「私から出て、私に還る」(37頁)
そういうことでいえば
私はどこにもいけないし…どこへも帰らない
そのような行って帰られるような唯識界のようなものはどこにもない
消え去るだけの虚点(光源)である
(すさまじきものにして見る人もなきブログ!)


じぶんの側に光源があるように思われては困る

たとえば私が大きな段ボールの箱に入る
真っ暗である
そこで
目の前に穴を二つだけ開ける
このばあい、光源はつねに外側からである
私-世界(言語、思考、心…)は、つねにその外側にしかない
なぜならその光源なしには、私ー世界も段ボール身体…そういうものありえないから
そしてその光源とともに私-世界は消滅する

ちょうど
安部公房の「アリスのカメラ」(安部真知)
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笑う月 (新潮文庫)

安部 公房/新潮社

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by qsso | 2016-10-28 05:52 | つれづれ | Comments(0)
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