池田信夫「電波利権」

電波利権 (新潮新書)

池田 信夫/新潮社

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2005年 内容が古すぎる。
が、総じて良書だと思う。
じつにおもしろい。
一時間もあれば読了してしまう小著です。
メディアのことはメディアに聞いた方が一番わかりやすいはずなのに
既得権益だらけの日本のメディアでは、ほぼ逆のことが起こる。
モノカキの新聞批判はご法度…とよく聞きます(故石堂淑朗)
ごまかし、概念捏造、傲慢、粛清…
ま 人間生きてるだけでじゅうぶん既得権益ですから、しょうがないといえばしょうがないんですが
著しく公正な競争を阻害する要因になるのはやっぱまずいんですネェ
その点、池田さんも元メディアの方ですが、ずぼり!
(HDTVについて)「技術的に優位に立ちながら、標準化をめぐる戦略が稚拙で先を越されるという、おなじみの失敗を繰り返してしまった」(64頁)
(放送業界について)「そこにあるのは、「ジャーナリズム」から想像されるイメージとはかけ離れた業界体質である。むしろ土建業界のような「官公需」に依存した業界と、体質はよく似ている。」(89頁)
(放送業界について)「かつて銀行行政が「護送船団行政」として批判を浴びたが、批判を浴びせていた側の放送業界こそ、今でも残る「最後の護送船団」なのである」(47頁)
はっきりいって腐ってます。
まちがなく この国のいちばんのガン
しかも、だれからも指弾されない 
こんな系列マスコミに自浄作用を期待…なんて狂気の沙汰だってことがわかる
日本のマスコミ=特権階級

「日本でテレビ放送が始まったのは1953年。それから50年以上もたつのに、倒産も買収・合併も事実上一つもないという業界は、他にない。」(3頁)

池田氏は、
これからの電波行政は、電波法の強化ではなく、
むしろ逆に、法を緩和することによって既得権益を撤廃し、電波を政治から解放、電波の非政治化に企図すべきで、
個人・企業の新規参入を妨害するような規制撤廃、コンテンツの内容、方式規格の標準化は極力民間に任せる…
つまり、国がやるべきことは限られていて、電波の交通整理役に徹すべきだという。
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by qsso | 2017-08-27 15:54 | 読書 | Comments(0)
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