床屋政談的

市場万能主義へのよくある批判

「市場化した政治によって、豊かなものがますます利益を得て、貧富の差が拡大していくことを当然とする市場万能主義が蔓延し、そのことによって、社会の解体や精神の荒廃をもたらしていることはマチガイナイ……ナガイヒデカズでした」
みたいなことをよく耳にするけど……
どういう意味なのか、よく分かんないよねぇ~
なにが分からないか?

どういうもんが社会の解体で、どういうもんが精神の荒廃なのか?

これを問わずに、一方的に
社会の解体、精神の荒廃!

なにをもって精神というのか
なにをもってその荒廃というか(つまり、それはなにをもって、正常な精神、健全な精神……精神というのか……)
そいつは永遠不変で変化しないものなのか?
社会についても同じ事が言える
社会の「解体」とはなにか?変化・変革・革新とはなにか?
そいつは永遠不変で変化しないものなのか?
すべては名前(言葉)だけがあって、実際に目に見えるものではないから
なんとでもいえる……だけなんだよねぇ。

だから、
ワシから見ると
そういう論者のほとんどは、
じぶんにとって気にくわない二、三のエピソード(出来事)やデータを集めて傍証してるだけ…
要するに、じぶんにとって気にくわない出来事や他人が増えたというだけで
社会の解体、精神の荒廃……
といってるだけのような……
たとえ、そんなエピソード(出来事)やデータがホントだとしても
それがなんで社会の解体、精神の荒廃といえるのか?
なにも説明していなかったりする(*1)。
そもそも、そういうヤツラは
荒廃している(老け込んでる)のが、自分の方かもしれない……っていう想像力が大幅に欠けてたりしないか?……

「でもそういうこと言いだしたら
正義だって、愛だって、日本(人)だって、男らしさだって…
なんでも、そんなもんじゃないか?!
そんなもんは、じっさい目には見えないから
言いたいように言う!
しかないじゃないか?……
言いたいように言う!」
<ダメットか?!…
「あーそんなもんかも知れない……」
かどうかは
読者諸賢の想像にオマケする。


ちなみにワシは
市場万能論者ではない……

note………
(*1) 例えば「今年、日本国内でn人がのたれ死にした」というエピソード・データ・統計の文をもとに、「社会が荒廃した」と言うには、数学的帰納法から言っても、かなり困難を伴うだろう(砂山のパラドクスなど)
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by qsso | 2007-05-13 17:35 | つれづれ | Comments(0)
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