下流の断絶

「本書で三浦は、戦後の高度成長期における格差と、現在の格差社会を意味深に区別しているが、その顰みに倣って言えば、戦後の高度成長期における「格差が縮小して行く社会?」では、
格差があることを指摘すること自体がタブーだったことは肝に銘じて良いと思う。」
すさまじきものにして見る人もなきブログ! : 三浦展「下流社会」
要するに、
立場の違いは決定的な断絶だよねぇ~?
やっぱり、自分がそうなって見なければ分かんない~?
「相手の立場に立って、想像力を働かせればいいじゃないか?」っていうひとがいるかもしれないけど……
「想像力を働かせることによって、実際に自分が不幸にならなくとも「あたかも不幸になったかのような」態度で他人に接することはできるのではないか。自分が美しくなかったとしたら、裕福でなかったとしたら、望む大学に入れなかったとしたら………と次々に想像してゆけば、A子さんは当然B子さんの気持ちもわかるはずではないか、と。
 冗談を言ってはいけない。およそ幸福な人に不幸な人の気持ちが分かるのは、この世で最も難しいことなのである。そのうえ、「気持ちがわかる」こととその不幸を生きることとは厳然と異なる。失明した人の「気持ちがわかる」ことと、失明して生きつづけることとは天と地ほど違うのである。」(78頁)中島義道「カントの人間学」
天と地ほど違う……?


中島義道「カントの人間学」

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by qsso | 2007-05-24 19:25 | つれづれ | Comments(0)
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