2017年 08月 06日 ( 1 )

官僚の反逆 (幻冬舎新書)

中野 剛志/幻冬舎

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いままさに
安倍政権を揺るがせているのは
政治主導に端を発する内閣人事局の発足に伴う、
官僚の怨嗟憤懣
官僚の反逆のとき ???

それにしても官僚の力を弱めようとした古賀さんが…逆襲?
逆襲されるならわからるけど…(笑)

本の内容はオルテガ(大衆批判)とウェーバー(官僚化)を軸に
米国を中心に、最近の経済思想史を軽くなぞっただけものかなぁ

官僚化-非人間化、画一化、グローバル…
ま 要するにアメリカニズムに対する怨嗟
ま ものすご~くどうでもいいことに難癖をつけてるだけのような気が…する本ですが


中野さんの考え方に根本的なところで違和感を感じるのは、
やっぱり日本人的秀才の生真面目さというか…
ひとつのミスもゆるさん みたいなところだろうか?
米国のミスを後出しじゃんけんであげつらうのはいいんですが…

ぼくはこう思うんです…
「間違わないひとはいない」

中野さんはあたまがよすぎるんでしょう
民主主義やリベラリズムって 基本バカがする政治なんです
バカに合わせるのが民主主義
だれもオルテガの立ち位置でバカにバカといえる資格のあるひとはいません
間違いが起こったら、その都度
バカ同士話し合いして、かえればいい
「だいたいそこらへん」の政治
官僚化を非人間化とみるか、こういったバカ化の政治だとみるかの差だと思いますヨ
(経済思想史的には(あんまりよく知らんけど)新古典派のなかに社会主義(計画経済)的な人間観をみるのか はたまたハイエクの「自由主義」 …自生的秩序をみるのか…そこらの差かなぁ)

じゃなんでバカに合わせるかというと
中野さんもおっしゃるように
「政治はつねに不確実性のなかのジツゾン的決断(暗闇への飛翔、盲目的試行などなど…)」
そういうことですねぇ。
そういったジツゾン的世界、あるいはそういった未来に対する「決断」みたいなもんには専門的知識が成り立たない
(しっかりとした目的があるときには専門的知識は成り立ちますが、これからどの目標にすべきかという専門的知識は成り立ちません(だからみんな細木数子さんのところに行くんでしょう(笑))このことについては土屋賢二「哲学を疑え!」p.74-5を参照のこと2のタイプの悩み)
そういう不確実性(暗闇)の中では秀才もバカもイッショということになります。
(むかしからそういうことを瓢箪から駒とか…バタフライ・エフェクトとか…人間万事塞翁が馬とか…我が国の敗戦から繁栄とか…ありますねぇ)
アメリカの後追いするしかない日本国で、後出しじゃんけんで批判するほどアホでヤボなことはありません。
世界経済も前述した不確実性の決断の連続であって、
いわば、そういう過酷なゲームを24時間やり続けなければ死んでしまうようなジャンキー的状況…
Velocity of Money そのhddとなってぶんまわし続けるのが米国の役目なんですから…
「文句があるならオメエがぶん回してみろよ!」=アメリカへの挑戦ってことになりかねません
多少の不具合はしょうがないとして、そのつどそのつど暫定的に修繕するしかないというのが、後追い属国の日本の立場では…?

併せて読んでもらうと…
橋本治「国家を考えてみよう」 : すさまじきものにして見る人もなきブログ!

哲学を疑え!笑う哲学往復書簡

土屋 賢二 石原 壮一郎飛鳥新社

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ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)

池田 信夫/PHP研究所

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