「ニーチェ どうして同情してはいけないか」神崎繁

a0009919_6295157.jpg
インテリ・ブンガク趣味のニーチェ
と…一刀両断したい。

専門家ではない分、
自由気ままなニーチェを期待した分、
なんだか肩すかしをくらった感じはある。

メニッペアの「ツァラ」とか、ニーチェのキュニコス性とか、芸術体験の心理と生理、同情の禁止とか、(まぁそれはそれで分からないではないが…)
一般には、どーでもいいことばかり
さっぱり面白くなかったけど……

最近の「パンクのニーチェ」や「ネオナチのニーチェ」などのネアカ系のニーチェ路線の傾向からすると
「ヒキコモリとしてのニーチェ」、「オタクとしてのニーチェ」ってのは、なんだか面白い。
「異常なまでの自尊心、それと裏腹の傷つき易さ、さらにはそのように傷つけられまいとする頑なな拒絶の反動としての相手への無際限の同化の要求、それら拒絶と希求のめまぐるしい反転」(74頁)

なんと、現代の「ボク」たちと似ていることか?
考えてみれば現代は、社会全体が、引きこもっているようなもん。
会社員は会社に
学者は学校、学問の権威に
子供は学校に
女は女に
左派は左派に
日本人は日本人に
平和主義者は平和主義に
……
ボクらは引きこもっている。
(うん、イナバあたりが言ってたなぁ(笑)
 阿鼻叫喚の負け組に砂をかけて、勝ち逃げに走るヘタレ勝ち組(中流))

副題の「なぜ同情してはいけないか」という問いも、もひとつインパクトがなかった。
やっぱニーチェ本に求められるのは、エンターティメント性かなぁ~
「お笑いニーチェ  ~パンク仕様」
とか……

石川あたりが書かないかなぁ~(笑)

++++++++++++++++++++

ちなみに、同情と言うことで、
ボクが、ニーチェから学んだのは

なぜ同情してはいけないか
それは他人を憐れんではいけないから
その感情の裏側には軽蔑が貼り付いているから
憐れみ、隣人愛……
という感情は、ルサンチマンであり、キリスト教的道徳である。
かくしてそれは人間の「生」を弱め
「弱さ」のデカダンに陥る……云々

ところが世間には憐れんで欲しいひとがたくさんいる。
芸能人
珍走団
被害者
政治家
一般市民……
あらし……
オレ……
残念ながら、この時代にニーチェと無関係な人は少ないのではないか?(;;ゲラ
[PR]
by qsso | 2004-07-22 06:31 | 哲学ノート | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード